« 長崎+佐賀+福岡 一日目 | ホーム | 長崎+佐賀+福岡 三日目 »

2007年3月 4日

長崎+佐賀+福岡 二日目

二日目は長崎市内へ。長崎市街に入った瞬間に雰囲気が変わりました。路面電車、坂道、山、海、日本、アジア、ヨーロッパ、いろいろなものがミックスして小説に出てきそうな雰囲気です。理由はうまくいえないんですが何か幕末のいい時代に入り込んだような気分です。時間が穏やかに進んでいきます。
車をシーボルト通り沿いの駐車場にとめて、風頭山を登ります。ここからは長崎市を見渡せます。山といってもすべて住宅地や寺、神社が坂道にへばりついています。登ってきた道を振り返ると後ろには長崎の町が広がっています。普段あまり坂がない土地で暮らしているだけに非現実的な感覚に駆られました。
風頭山の山頂付近には坂本龍馬の亀山社中(日本初の株式会社、後の海援隊です)跡や龍馬の銅像なんかがあり、そこで記念撮影をしてきました。早く「竜馬がいく」を読まなくてはいけません。ちょうどこの付近で地元の方と仲良くなりました。その方は墓参りに来たとのことでしたが、片手にアナログの一眼レフカメラを抱えて長崎の町を撮影していました。年に20回はこうやって墓参りに行くらしいのですが、それだけに郷土愛があるのだとろうなと思いました。
その方に案内してもらい長崎新地中華街へ向かいます。中華街はシーボルト通りの方向とは反対側にあり、そこを下っていきました。山には墓がいっぱいあり、それは幕末の通訳師や上野彦馬(坂本龍馬の有名な写真をとった人)などの名誉ある方の墓がありました。その方曰く、偉い人ほど一番上にあるそうです。しかも昔は土葬で行われたそうで、ひとつの墓がかなり巨大です。
下る途中には大仁田厚の実家の墓や初めて缶詰を作った方、大洋ホエールズの社長だった人の墓も見ることができ、この人に出会ったおかげで長崎の深いところまで見ることができました。実際のところ、歴史を学んでいればもっと理解できただろうなというところばかりだったので、今度幕末のあたりを勉強しないといけないなと思わせました。
その方お礼を言って別れ長崎新地中華街へ到着します。ちょうど春節で長崎ランタンフェスティバルの関係もありとても賑わっていました。そこで長崎名物ちゃんぽんと皿うどんを食べてきました。
車の止めてある場所まで昭和21年に製造された路面電車にのっていきました。京都も嵐電という路面電車がありますが、長崎の雰囲気のある町のなかで走る路面電車も味のあるものでした。
帰りに平和公園の前を通ってホテルのある雲仙へ向かいます。
10年前に噴火しただけあってこの辺一帯は火山地帯です。周りは温泉街。町に踏み入れた瞬間硫黄のにおいがつんとします。源泉が湧き出る雲仙地獄は見ものです。この温泉に入ったせいか、僕の髪の毛はさらさらになりました。不思議なことです。

二日目は長崎の町の雰囲気に魅せられていろいろ回ったのにもかかわらず、時間がゆっくりと進むようでした。長崎、かなり好きな町になりました。

コメントする

月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、マス風が2007年3月 4日 23:56に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「長崎+佐賀+福岡 一日目」です。

次のブログ記事は「長崎+佐賀+福岡 三日目」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。