« マクロ的な総括と展望 | ホーム | そこに愛はあるのかい? »
2010年1月 4日
先進的な視点で2010年を見よ
さてさて、ブログ名に「週刊」と付けたのですが、早くも一週間で3つ目の記事を投稿します。
こうなれば、「ほぼ週刊」とすることもできなさそうです。
前回の記事はちょっと話が大きすぎるので、もうちょっとコアな視点でのマクロで2010年を見たいと思います。
そこで、今回はこの記事「「2010年はこれだ!」--テクノロジーベンチャー経営者17人の着眼点」を元に先進的な視点を得たいと思います。
やはり、重要視したいのは、情報の先進性だ。
この記事はITベンチャーの着眼点としてフィーチャーされている。
もしこれが、創業から10年ほどの老舗のIT運営者が論じているものであれば、まったく内容は違うものになるだろう。
ベンチャーであれば、技術者上がりの人も多いはずなので、情報の本当の意味での新しさを感じられるはず。
そのぐらい情報の先進性を求めたい。
もちろん、各コメンテーターの宣伝的要素もあるので、単純には鵜呑みには出来ないが。
その反面当たり前の意見を述べられる方ももちろん多くおられた。言い換えると、突発的な意見を言われる方はいない。それだけ、先が見えにくくもあり、見えるものはある程度限られているということなのかもしれない。
●ライトなコミュニケーションとしてのミニブログ
ツイッターは当たり前だが、最近ではAmebaなうとかそれに追随するサービスが出てき始めた。その理由は、もうブログのようなヘビーなコミュニケーションより、ライトなコミュニケーションが受けるからとのこと。
確かにツイッターの成長はものすごいものがある。鳩山さんも始めたほどであるし、この2010年でどのような化学反応が起きるのか注目。
●ソーシャルアプリケーション
アプリがやたら多くなってきた。私個人としては、時間を注げないのでまったく使えていないのだが、今後成長が見込まれるようだ。まあ確かにこの分野も成長性著しい。
●クラウドソーシング
どっかの翻訳サイトでバナー広告が出ていたが、たしか90分で文章を翻訳しますとかいうサービスが出てきている。これは、多数の人がWebを介してひとつの成果を達成するサービスである。ほかにも事務作業やデザインなどがあるらしい。これは非常に興味深く新しい社会をこれが創るのではないかと思うほどである。
●社会貢献
社会貢献に関するWebサービスが増加するという。確かに、エコなどに関するWebサービスは伸びやすいきがする。しかし、乱立しても意味がないので、これは要観察というか、参入するならよりコアな点が必要な気がする。
●スマートフォン
ウェアラブルコンピューティングという言葉を初めて聞いてから久しいが、いよいよそれが実現しつつあるのか。特に、iPhoneがいろいろな形で登場するかもしれない。ということはiPhoneに対応するサービスは今後成長産業だろう。
●位置情報×リアルタイム
上記の内容を含んで実現が可能になると思うが、常に位置情報を把握しながらリアルタイムで情報を配信するサービスが増えていく。ツイッターでは位置情報を取得できるAPIと連携できるようであるため、その活用が期待される。ドコモは以前からそういったサービスを実現しているが、果たして今後どううごくか。
●評価されたい
まさに、日本総自己実現時代にふさわしい感覚である。これはネット上で評価を得たいとする価値観が増えてきているということである。
●電子書籍
全ての情報は手元に入ってきそうである。
●ITのコモディティ化
私が大学に書いた論文を思い出したが、いよいよITのコモディティ化時代がきそうである。
●高画質化
これは携帯などの録画撮影機能の高画質化を意味する。最近ではフルHD録画が可能な携帯が出てきているが、そうなると、一気にそれらを普及する流れはかわりそうだ。
さて、私なりに今回の内容をまとめるとこうなる。
「いまだけ、ここだけ、あなただけ」の感覚の実現。
この話は、2006年にとあるイベントで聞いてきた内容であるが、よくある「いつでも、どこでも、だれとでも」というWeb活用のキーワードではなく、「いまだけ、ここだけ、あなただけ」のサービスが発展するというものである。
これを聞いた当時は、現実不可能な感じだったが、位置情報を取得できるシステムとケータイのGPS機能のつながりでこれが現実化しそうだ。
上のキーワードのどれをとってもこれにつながる気がする。
世の中は「いまだけ、ここだけ、あなただけ」の時代に来ている。

コメントする