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2010年5月 5日
路線を考える
だいぶ前のことであるが、あるブログを読んでなるほど、と思ったことがある。
そのメモというか、考え方だけ、残されていたのでここでアウトプットしてみたい。
もう、記事の元を忘れてしまったのが悔しいが、ニュアンスは伝わると思う。
まず、人間が成長するには、「判断を行い続ける必要がある」という前提を出していた。
成長するには判断を行い続ける必要があるというのである。
これは納得である。プロフェッショナルを目指したとしても、ゼネラリストを目指したとしても、
この判断というのが経験ということになるんだろうと思う。
しかし、判断が必要なポジションは限られている。と続いて解説があった。
どういうことかというと、ある程度のレベルの判断が必要とされるポジションは、
限られているということである。
当たり前であるが、組織の長である人がある程度の責任をおおって進めていく。
その上で、その責任レベルが、その判断の権限ともイコールになるはずである。
つまり、物理的に組織を形成する上で、その判断できる立場にいる人は限られているというわけである。
もちろん、これは、前提としてどの企業もあるのだが、
特に、問題になるのは、若い企業の場合である。
古くからある企業であれば、循環が起こるので、どんどん新しい人に、
ゆっくりかもしれないが、ポストが動く。
しかし、若い企業であれば、
自然な形でその循環は起こりえない。
つまりは、誰かが自主的に辞めるかしなければ、
ポストが開かない状態にあるというわけである。
しかしながら、若い企業であってもいろいろなパターンがあることは間違いない。
成長拡大路線の場合、特にそれが早い場合と、そうでない場合だ。
拡大路線であれば、おのずと判断が必要なポジションが多くなるから、
そのポストが増える。
しかし、拡大が遅ければ、そのようなことは無い。
そのため、人材はあふれ出してゆく。
そのブログでは、そのあふれ出す層を提言していた。
それは、判断が必要な層の直線のポストの人であるという。
大変興味深い組織論である。
ここで、自分が、どのような会社を作りたいかという話になる。
やはり、個人それぞれがそれぞれの価値観で独自に判断していける組織であろう。
もちろん、それを機能させるためには、企業理念の共有であろう。
独自の判断をし続けたら、ばらばらになってしまう。その分、企業理念が必要だ。
たとえ、パイが限られている業界出会った場合は、
とにかく発想するしかないと思う。
今や、どんな小さい会社だって、かなりの発想力を持っている。
このままじゃやばいと思う。
そういう意味で、路線を考えてみるのはいい機会だと思う。
その時点で、今やるべきことがわかるから。
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